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トラディスカンティアは冬に枯れる?冬越しのポイントを徹底解説

トラディスカンディア 多肉植物

メタリックな葉が日光に当たるとキラキラに輝く魅力的なインテリアグリーン・トラディスカンティア。

トラディスカンティアの原産地はメキシコやコロンビア、熱帯アメリアなどの熱帯地方です。いかにも寒さに弱そうな雰囲気の漂うトラディスカンティア。

今回は、トラディスカンティアの冬のお手入れ方法をくわしくご紹介します。

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この記事を書いた人
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。小原流華道初等科修了。現在は自宅で約100種類の多肉&観葉植物を栽培中。キラキラ輝くハオルチア・オブツーサが大好き。

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トラディスカンティアは冬に枯れる?寒さへの強さ

植え替え前のトラディスカンティア

原産地と耐寒性

トラディスカンティアの原産地は、メキシコやコロンビアをはじめとする熱帯~亜熱帯の地域です。

温暖で湿度のある環境に自生しており、本来は寒さにあまり強くありません。

ただし、完全に寒さに弱いわけではなく、短期間であればある程度の低温にも耐える力があります。

何度まで耐えられる?最低温度の目安

トラディスカンティアが耐えられるのはおおむね5℃前後が限界といわれています。

  • 5℃を下回ると:葉がしおれたり、株が傷みやすくなる
  • 0℃近くまで下がると:凍害を受けて枯れるリスクが高い

そのため、屋外での管理は気温が安定して10℃以上ある地域でないと難しく、寒冷地では冬になる前に必ず室内へ取り込みましょう。

特に注意したいのが夜間の冷え込み。昼間は暖かくても、朝晩の急な冷え込みによって株がダメージを受けるケースが多いため、夜は窓際から少し離して。

 

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トラディスカンティアを冬越しさせる置き場所

艶のある葉が魅力的なトラディスカンディア

屋外管理できる気温の目安

トラディスカンティアは本来、熱帯~亜熱帯に自生する植物です。そのため寒さにはあまり強くなく、屋外での管理は気温が安定して10℃以上ある場合のみ可能です。

10℃を下回ると株がダメージを受けやすく、葉の色が悪くなったり、弱々しく徒長する原因になります。秋が深まり、最低気温が一桁になるようなら屋外管理は避けましょう。

室内に入れるタイミング

最低気温が5℃を下回りそうになったら、室内に取り込むのが目安です。寒冷地では、秋の終わり頃には早めに室内へ移動させると安心です。

室内ではできるだけ日当たりの良い窓際に置くのがおすすめ。特に冬は日照時間が短くなるため、日差しが入る時間帯を見極めて置き場所を工夫すると、葉色や株姿を保ちやすくなります。

窓際の冷え込みに注意

「室内だから大丈夫」と思いがちですが、冬の窓際は夜間に冷え込みやすい場所です。ガラス越しの冷気が直に株に伝わると、葉が傷んだり株全体が弱ることがあります。

対策としては、

  • 夜になったら窓から1~2m離す
  • カーテンを閉めて冷気を遮断する
  • 断熱シートを貼って温度差をやわらげる

といった工夫が効果的です。昼間は窓際で光をしっかり浴びせ、夜は冷えから守るように管理すると冬越しがぐっと楽になります。

 

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トラディスカンティアを冬越しさせる水やり方法

冬は乾燥気味が基本

トラディスカンティアは乾燥に比較的強い植物です。冬になると生長が緩やかになり、水分をあまり必要としなくなります。

そのため、冬は水を控えめにして乾燥気味に管理するのが基本です。

水を与えすぎると、低温と相まって根腐れのリスクが一気に高まる!

水やりのタイミングと与え方

冬の水やりは「土がしっかり乾いてから2〜3日待って与える」くらいが目安です。

表面だけでなく、指を少し差し込んで土の奥まで乾いているかを確認すると安心です。

与えるときは、午前中に常温の水(20〜30℃程度)を鉢底から流れるくらいたっぷり与えるのがポイント。

夜間は冷え込むため、夕方以降の水やりは避けて。冷たい水を与えると根がダメージを受けることもあるため注意。

根腐れを防ぐコツ

冬に一番多いトラブルが「根腐れ」です。

水やりの後は必ず受け皿に溜まった水を捨てるようにしましょう。水が溜まったままでは根が常に湿った状態になり、傷んでしまいます。

さらに安心したい方は、

  • 鉢底にキッチンペーパーや布を敷いて余分な水を吸収させる
  • 水やりチェッカーを使って土の乾き具合を見える化する

といった工夫もおすすめです。

 

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冬のトラディスカンティア、肥料は必要?

こんもり茂ったトラディスカンティア

冬は肥料を与えない

トラディスカンティアは冬になると気温の低下とともに生長がほとんど止まります。

そのため、冬の時期に肥料を与えても吸収されず、かえって根を傷めたり根腐れの原因になることがあります。

「元気がないから肥料をあげよう」と思いがちですが、冬場は植物にとって休眠に近い時期。むしろ何もせず、水を控えめにしながら見守るのが最も安全な管理方法

肥料を与える時期は春~秋

トラディスカンティアに肥料が必要なのは、気温が上がって生長が活発になる春から秋です。

この時期は枝葉がぐんぐん伸び、株が大きくなるので養分をしっかり与えましょう。

  • 液体肥料:2週間に1回程度、水やり代わりに薄めて与える
  • 置き肥:春〜秋にかけて株元に少量を置く

といった方法が効果的です。

冬場は肥料をストップし、春になったら再開する。これを守るだけで、株が弱るリスクを減らし、次の成長期に健康な状態でスタートできる!

 

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冬のトラディスカンティアに発生しやすい病害虫と対策

トラディスカンティア

乾燥で発生するハダニ

ハダニ

蜘蛛の巣のようなものがわく場合は要注意!

冬の室内は暖房による乾燥で、ハダニが発生しやすい環境になります。

ハダニは葉の裏や付け根に住みつき、植物の養分を吸い取って株を弱らせます。

症状が進むと葉が黄色く変色したり、蜘蛛の巣のような糸が見えることもあります。

予防策として効果的なのが葉水(霧吹きで葉に水を与えること)。ただ発生してからでは葉水はほぼ無効。取り切れないなら、被害が広がる前に早めに殺虫剤を使用するのがおすすめ。

カイガラムシ対策

綿棒で拭き取ったカイガラムシ

トラディスカンティアにつきやすいもう一つの害虫がカイガラムシです。

白や茶色の小さな粒のような姿で茎や葉に付着し、ベタついた分泌物を出すのが特徴です。

そのまま放置すると株が弱り、カビ(すす病)が発生する原因にもなります。

見つけた場合は、歯ブラシや綿棒でこすり落とすのが有効。発生が多い場合は、市販の園芸用殺虫剤を使うのも手。経験上、ハダニに比べると駆除しやすい。

風通しをよくして予防する方法

サーキュレーター

窓を閉め切った室内で植物を育てるなら、サーキュレーターは必須!

冬の室内は窓を閉め切るため、どうしても空気がこもりがちです。この停滞した空気は湿気や害虫の発生を助長します。

対策としては、

  • サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる
  • 株同士の間隔をあけて置く
  • 落ち葉や枯れ葉をこまめに取り除く
風通しを良くするだけでも、病害虫やカビのリスクを大きく減らすことができる!

 

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トラディスカンティアを冬越しさせる便利アイテム

トラディスカンティア

冬の管理をスムーズにするために、ちょっとしたアイテムを取り入れるのもおすすめです。

過保護にする必要はありませんが、失敗を防ぐサポートグッズがあると安心ですよ。

水やりチェッカーで失敗を防ぐ

サスティー

冬は乾燥気味に管理するのが基本ですが、「土が乾いているのか分からない…」と悩む方も多いはず。

そんなときに便利なのが水やりチェッカーです。

半年ほど使用したサスティー

土に差し込むだけで水分量を確認できるため、過湿による根腐れを防ぎやすくなります。

特に初心者や室内管理で乾きが分かりにくい環境におすすめです。

サーキュレーターで湿気・害虫対策

スツールの上に置いたサーキュレーター

冬は暖房を使うため、室内が乾燥したり一部が結露で湿気っぽくなったりと、環境が不安定になりがちです。

そんな時に役立つのが小型サーキュレーター

空気を循環させることで、カビや害虫(ハダニ・カイガラムシ)の発生を予防できます。

▶植物好きが選ぶ!観葉植物におすすめのサーキュレーター・3選

 

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【体験談】私が冬越しで失敗したことと成功のコツ

私自身もトラディスカンティアを育てていて、何度か失敗を経験しました。その中から「こうすれば良かった」と学んだことをお伝えします。

窓際に置いたら一晩でダメージを受けた

冬の寒さを甘く見て、窓際にそのまま置いていたところ、一晩で葉がしおれて大きなダメージを受けてしまったことがあります。

さらに、過去には冬でも屋外に出しっぱなしにしてしまい、寒さで株ごと枯らしてしまったことも…。

トラディスカンティアは寒さに弱いので、最低でも10℃前後を下回る前に室内に入れるのが大切だと痛感しました。

水やりを控えて元気に冬を越せた

逆にうまくいったのは、冬の水やりをぐっと控えたときです。

以前は心配でこまめに水をあげて根腐れを招いていましたが、「土がカラカラになってから少し与える」くらいにしたら、驚くほど元気に冬を越してくれました。

ちなみに夏にはベランダで放置しすぎて、乾燥で葉がカラカラに傷んだこともあります。

季節ごとにメリハリをつけた水やりが、トラディスカンティアには重要なんだと学びました。

 

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まとめ|トラディスカンティアを枯らさず冬越しするために

トラディスカンティアは熱帯原産で寒さには弱い植物ですが、置き場所・水やり・肥料・害虫対策を押さえれば、冬でも元気に越冬できます。

冬越しのポイントを整理すると、以下の通りです。

  • 置き場所:最低気温が5℃を下回る前に室内へ移動。夜間は窓際から少し離すと安心。
  • 水やり:乾燥気味に管理し、土が乾いてから2〜3日後に常温の水をたっぷり与える。受け皿に水が残らないよう注意。
  • 肥料:冬は不要。肥料は生長期の春〜秋に与える。
  • 病害虫:ハダニやカイガラムシに注意。葉水やサーキュレーターで風通しを良くする。
  • 便利アイテム:水やりチェッカーで土の乾き具合を確認、サーキュレーターで湿気や害虫を防ぐ。

体験談からも分かる通り、過湿や寒さが最大の敵です。

季節に応じた管理を意識し、無理に世話をせず見守ることで、冬でも健康なトラディスカンティアを楽しめます。

 

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