ルビーネックレスに花が咲いたけど、そのまま放置で大丈夫かな。。
ルビーネックレスを育てている方の中には、開花後の管理にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
状態にもよりますが、そのまま花を放置していると株が弱っていしまう恐れもあります。
そこで今回は、ルビーネックレスの花が咲いた後のお手入れ方法や花が咲かない理由、咲かせる方法などについて紹介します。
ルビーネックレスの花が咲いたら放置でok?
ルビーネックレスに花が咲いたら、基本はそのまま放置で構いません。ただ、状況によっては花をカットした方が良いケースもあります。
花を放置しても良いケース
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観賞用として楽しみたい場合: 花を楽しみたい場合は、そのまま放置しておくことで、美しい花を鑑賞することができます。多くの多肉植物は、色鮮やかな花を咲かせるため、インテリアとしても魅力的です。
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植物が健康である場合: 植物が健康で元気であれば、花を放置しておいても特に問題ありません。花を咲かせることは植物にとって自然なプロセスです。
花をカットした方が良い場合
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開花後、明らかに葉がしおれる場合: 葉がしおれたり、明らかに弱っていたりするなら花をカットしておくのが安心です。花を咲かせることはさらにストレスを増やす可能性があります。このような場合は花を早めにカットして、植物のエネルギーを保存し回復させることを優先させます。
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枯れた花を取り除きたい場合: 花が咲き終わり、枯れてきた場合は、見た目を整えるためにも花をカットすることが良いでしょう。枯れた花をそのままにしておくと、植物の美観を損ねるだけでなく、病気の原因にもなりかねません。
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徒長を防ぎたい場合: 一部の多肉植物は、花が咲いた後に徒長することがあります。これを防ぐために、花を早めにカットすることで、植物全体のバランスを保つことができます。
ルビーネックレスの花はこんな花
まずは、冬場に咲くルビーネックレスの花をご覧ください。
開花時期は10月~3月頃の寒さが深まる時期
ルビーネックレスは秋から冬にかけての寒い時期に、黄色いマーガレットに似た元気いっぱいの花を咲かせます。
株が充実しているほど、次から次へと開花して楽しませてくれますよ。
ルビーネックレスはキク科の植物
マーガレットに似た花が咲く理由は、ルビーネックレスもキク科の植物だからです。花が咲かないうちは「これがキク科の植物なの?」と感じるでしょう。
しかし、開花時期を迎えてルビーネックレスの花を見ればすぐに納得できるはずです。
ルビーネックレスの花が咲かない理由は?咲かせる方法も
では、長くルビーネックレスを育てていても花が咲かない理由とは一体何なのでしょうか。
ここではルビーネックレスの花が咲かない主な理由2つとそれぞれの対処法をご紹介します。
ルビーネックレスの花が咲かない理由①日光不足
ルビーネックレスは日光を好みます。特に、生育が旺盛にな春と秋は屋外に置きたい植物です。
日光不足が続くことで株が弱々しくなり、「徒長(とちょう)」を引き起こします。
徒長したルビーネックレスは徐々に茎が細くなり、葉と葉の間隔が広がってだらしのない姿に変わっていきます。
また、徒長した株は十分な生育が見込めずなかなか花が付かないだけでなく、ちょっとしたストレスでも弱りやすくなります。
春から秋の生育期は屋外で管理する
ルビーネックレスの生育期である、春と秋。
この時期に十分な日光に当てることでルビーネックレスの生育を促します。
とはいえ、室内からいきなり屋外の日向へ移動させると「葉焼け」の原因になりえます。葉焼けは葉が強光により焼け焦げてしまうトラブルです。(下写真)
葉焼けを防ぐためにも、鉢を移動する場合は数日かけて少しずつ日光に慣らしましょう。
例:室内の明るい場所(レースカーテン越しの光)⇒屋外の日かげ⇒屋外の半日陰⇒日向
ただし、真夏は高温により株が弱りやすいため、35度を超えるようなら室内への移動も検討します。
反面、寒さには比較的強く0度以下にならなければ様子をみます。冬場は生長も緩慢になるため、水やりを控え乾燥気味に管理することで樹液の濃度を高め、耐寒性をつけます。
ルビーネックレスの花が咲かない理由②株が未熟である
前項の内容と少し被ってしまうのですが、日光不足が続くことで株が十分に育っていない場合は花芽も付きにくいです。
株を充実させるためには日光はもちろん、「風」も欠かせません。植物は風を受けることで光合成がさかんになり、より大きく生長します。
「日光」「風」「水」が適切であるか見直してみる
・日光
⇒日当たりの良い場所を好むため、室内に置きっぱなしだとどうしても不足しがち。
・風
⇒風通しのよい場所を好む。特に、生育期である春・秋は屋外に置くのがベスト。
・水
⇒乾燥気味に管理する、多湿には弱い。冬場はほぼ断水気味にして耐寒性を高める。葉にシワがよってからの水やりでもok。水をやり過ぎるよりはずっとよい。
春と秋には薄めたハイポネックスを与えてみよう!
ルビーネックレスの生育期である春と秋には、2週間に1回程度、薄めた液肥を水やりと一緒に与えてみましょう。
株が充実して花が付きやすくなります。おすすめはハイポネックス。ホームセンターで見かけることが多いのではないでしょうか。
ハイポネックスの使い方は簡単です。
水1Lに対してハイポネックス原液を約2ml薄めるだけ。これを水やりの際に与えます。
ハイポネックスのキャップ1杯分で約20mlです。1Lは牛乳パック1本分くらいですね。ハイポネックスの原液は青いので、水で薄めると水色になります。
ルビーネックレスの花が咲いたら放置で大丈夫?【まとめ】
今回は、ルビーネックレスの花が咲かない理由と咲かせる方法をご紹介しました。
ルビーネックレスに限らず、多くの多肉植物は日光を好みます。ただ、多肉植物はとっても可愛いのでどうしても室内に置きっぱなしにしたくなるところです。
しかし、「株を大きく育ててできれば花も咲かせたい!」という場合、生育期である春・秋は屋外での管理がベストです。
屋外の日光と風に当たることで生育がよくなり花芽もつきやすくなるはずですよ。
今回の記事をご参考に、ぜひ、ルビーネックレスの可愛らしい花を咲かせてみてくださいね。
色の少なくなる冬場のお庭やベランダを明るく照らすような花を咲かせてくれるのがルビーネックレスです。
ルビーネックレスの花が咲かない理由と対処法 1.日光不足 ⇒できるだけ日当たりの良い場所に置いて管理する。ただし、真夏は高温により葉が傷む可能性が高いため様子をみて半日陰に移動するorレースカーテン越しの光にする。 2.株が未熟である(生育が不十分) ⇒春・秋は屋外の半日陰で管理(慣れれば日向に置いて様子をみる、葉焼けするようなら半日陰へ戻す) ※水やりは土がしっかり乾いてからおこなうのが基本