今年こそベランダで家庭菜園を始めてみたいと考えている方。賃貸の狭いベランダでも、工夫次第で家庭菜園を楽しめますよ。
今回は、家庭菜園初心者の筆者が、賃貸の狭いベランダでミニトマトを育てる様子をブログで綴ります。
賃貸の狭いベランダで家庭菜園をはじめようと考えている人は、今回のブログを参考にしてみてね。
ベランダ菜園!完全初心者が狭いベランダでミニトマトを育てるブログ
一般的なミニトマトの植え付け時期は、霜がなくなり、地温が10度以上になる春の時期です。
具体的な時期は地域によって異なりますが、3月下旬〜4月中旬の間が一般的な植え付け時期とされています。
準備するもの
- ミニトマトの苗…3月中旬あたりからホームセンターに出回り始めることが多い
- 鉢またはプランター…直径・深さともに20~30cm程度あるもの。苗1株に対して土3L~5Lが目安
- 野菜用培養土…野菜を栽培するために最適化された特別な土壌ミックスのこと。一般的な土に比べて、野菜の栄養ニーズや水はけを考慮し特別に調合された土
- 受け皿…汚れた水をキャッチ。ベランダや排水口を汚さないためにも必要
鉢はベランダの広さを考慮しチョイス。苗1株に必要な土の量は3L~5Lほど
まずはホームセンターで土とトマトの苗、鉢を買いましょう。鉢やプランターはベランダの広さを考慮し、場所を取り過ぎないものを選んでください。
ただし、ミニトマトの苗1株に対して3リットル~5リットルの土が必要となります。鉢の深さ・直径は20~30cmあればokです。
ベランダのミニトマト栽培、スタート【2023/3/18】
まずは用意した鉢に野菜用培養土を半分ほど入れます。スコップがあると便利。
ちなみにこのスコップはダイソーで買いました。
土の上に、ビニールポットから取り出したミニトマトの苗を置きます。植え付ける位置と高さを決めましょう。
こんな感じかな?
苗は鉢の真ん中に置き、苗の表土が鉢の縁(頂上)から約3cm下になるようにします。
では、残りの土を入れていきましょう。
ふかふかの土をどうぞ~
植え付け後は水をたっぷりと与えます。鉢底から水が流れ出るくらいです。
たっぷりどうぞ~
この時、水と一緒に細かな土が鉢底から流れ出てきます。そのまま流すとベランダや排水口を汚してしまうので、受け皿が必要です。
大きくなってね
あと、ミニトマトの苗は柔らかく風で折れる恐れがあるので、念のため支柱を立ててワイヤーで支えてあげると安心です。
ワイヤーは「固定」ではなく「支える」感じで優しく巻こう
作業完了。生長が楽しみですね。
ミニトマトの苗を植えよう【手順】
- 植木鉢の深さ半分程度まで土を入れる
- ミニトマトの苗をビニールポットからそっと取り出す(根鉢は基本、崩さない)
- 準備しておいた鉢に苗を配置し、隙間に土を入れる
- 植え付け後、苗のまわりをそっと押さえて安定させる
- 支柱を立ててワイヤーでそっとくくりつけておくと安心
- 鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与える
- 日当たりの良い場所に置く
ミニトマトは日当たりの良い場所が大好き。植木鉢はベランダの中でも日当たりの良い場所に置いて育てよう。
脇芽を取ります【2023/3/20】
苗を植え付けてから2日経ちました。問題なく育っていますね。毎朝の観察が習慣化してきました。
ミニトマトを育てる上で必要となるのが「脇芽取り(芽かき)」です。
脇芽ってなに?なぜ取らなきゃいけないの?
柔らかいうちなら手で簡単に取れる
ミニトマトの脇芽は、茎と葉の間に出る小さな芽のことを指します。ミニトマトの脇芽は取り除くことが推奨されています。
ミニトマトの脇芽を取る理由には以下です。
- エネルギーの効率的な利用: ミニトマトの脇芽は栄養や水分を消費し、本来の茎や葉の成長を妨げることがあります。脇芽を取り除くことで、本来の茎や葉にエネルギーを集中させ、より効率的な成長を促進することができます。
- 空間と光の効率的な利用: 脇芽が成長すると、植物の形状が分岐し、茂ってきます。これにより、植物同士の間隔が狭くなり、光が均等に当たらなくなることがあります。脇芽を取り除くことで、植物同士の間隔を適切に保ち、光の利用効率を向上させることができます。
- 果実の収量と品質の向上: 脇芽を取らずに放置すると、茂った状態で果実が成長しやすくなります。しかし、茂った状態での果実は空気や光に十分に触れず、品質が劣化する可能性があります。脇芽を取り除くことで、果実の収量を増やし、品質を向上させることができます。
花芽を発見。脇芽は随時取り除く【2023/4/8】
かなり大きくなってきましたね。脇芽は随時、見つけ次第取り除いています。葉や茎からはすでにトマトのいい香りがしますよ。
そして、早くも花芽を発見!
順調に育っているようです。引き続き、土の表面が乾いたタイミングで水を与えていきます。
ミニトマトの花が開花、実が付き始めました【2023/4/25】
かなり背丈が伸びました。花も無事に開花。
よく見ると小さな実が付き始めました。
実が付き始めたら追肥を開始します
株に初めての花が咲き、実が付き始めたら追肥を開始します。今回は液体肥料のハイポネックスを使います。
ハイポネックスを約500倍に薄め、土の表面が乾いたタイミングで与えます。
- 500倍水溶液の作り方…水1リットルにハイポネックスのキャップ約1/10を混ぜる
ベランダでミニトマトを育てるメリット、デメリットは?
ベランダでミニトマトを育てる際に得られるのはメリットだけではありません。デメリットもあります。
両方を理解した上でベランダ菜園に挑戦してみてください。
ベランダでミニトマトを育てるメリット
- 新鮮なミニトマトが収穫できる: ベランダでミニトマトを育てることで、自分自身で新鮮なミニトマトを収穫することができます。ベランダ菜園なら、完熟した状態でミニトマトを収穫できちゃいます。ぜひ、市販のものと比べてみてください。
- スペースの有効活用: ベランダは一般的に屋内のスペースを有効活用することができるため、庭がない場合でもミニトマトを育てることができます。ベランダでの栽培は、スペースの節約や都市部での栽培の手段として便利です。
- 観察の楽しみ: ミニトマトの花や実の色鮮やかさは観賞価値が高く、ベランダに彩りを添えることができます。日々の変化が楽しみになり、毎朝の観察が習慣化するはずですよ。
ベランダでミニトマトを育てるデメリット
- 風や気温の影響: ベランダは屋外の空気に直接さらされるため、風や気温の変化がミニトマトに影響を及ぼします。特に、寒冷地や気候の変化が激しい地域では、ミニトマトの生育に制限があるかもしれません。自然相手なのでうまくいくとは限りません。
- 日照条件の制限: ベランダによっては日照条件が制限されることがあります。建物や障害物によって日当たりが悪くなり、ミニトマトの成長に影響を及ぼす可能性も。十分な日光を確保するためには、ベランダの日照条件を考慮し、場所の選定や日除けの利用を検討する必要もあります。
- スペースの制限: ベランダのスペースは限られているため、多数のミニトマトを育てる場合にはスペースの制限があります。ミニトマトは日に日に成長します。また、支柱を設置するスペースを確保する必要もあります。
まとめ
今回ご紹介したように、賃貸の狭いベランダでも意外と簡単に野菜やハーブを育てることができます。
ベランダ菜園は自ら育てた野菜を収穫する喜び以外にも、日々生長する花や実を観察する楽しみまで得られます。
当ブログをご参考に、ぜひ、あなたのベランダでも家庭菜園を楽しんでみてくださいね。