「いちご狩りに行きたいけど、実際、食べられる量には限界がある…。でも、あまーい完熟いちごが食べたい!」
今回はこのように思い立ち、初心者ながら賃貸マンションの狭いベランダにてイチゴ栽培に挑戦することに。生育の経過をブログで更新します。
これからベランダでいちごを育てようかとお考えの方はご参考にされてください。
ベランダでいちご狩りがしたい!初心者のいちご栽培ブログ
花が咲いているものを選びました
いちご狩りって結構高いですよね。とはいえ、採れたての完熟いちごは格別です。でも、いちご狩りは遠くてなかなか行けない…。
そんな時は、ホームセンターでいちごの苗を購入し、自宅のベランダでいちごを育てちゃいましょう。
いちごの苗を購入、ベランダのいちご栽培開始!【2023/3/18】
ホームセンターで購入したいちごの苗。不安だったので、すでに花が咲いているものを購入しました。
1株250円ほどでした。
土は、野菜と花用の培養土を購入。鉢は自宅にあったものを使います。
いちご1株につき約3Lの土が必要とのこと。鉢の大きさにすると、深さ・直径ともに最低でも20cmあるものが良いそう。
あらかじめ鉢に培養土を入れたら、いよいよポットからいちごの苗を取り出します。
植え付ける際は根元が土に被り過ぎないように気を付けます。土が根元に被り過ぎると生長に悪影響を及ぼすからですね。
いちごの苗は植え付ける向きが重要なのですが…
そして、重要なのが植え付ける苗の向き。ランナーが出ている部分の反対側に実が付くので、ランナーが出ている部分を鉢の後ろにくるようにする…。
とのことだったのですが、ランナーが見つからない。2株とも、どこにも無い!もしかしたら、種で育てた苗なのかも。
ということで、とりあえず花が付いている側が前に来るように植え付けてみました。
最後は鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり。日当たりの良い場所に置いて育てます。
ピンク色の花…!
はたして、うまく実が付くでしょうか?
膨らみ始めたいちごの実。耳かきのふわふわで人工受精も実施【2023/4/7】
いちごの苗を植えて3週間ほど経ちました。いちご達は問題なく育っています。
水やりは土の表面が乾いてから。まだそこまで気温が高くないので、週に1~2回程度の水やりです。
すでに実が膨らみ始めていますね。
ピンクの苗の方は生長がゆっくりです。実も膨らみ始めていますが花数は少なめです。
ところで、花が開花して2日目~4日目に人工受精してやると綺麗に結実することをご存じですか?
今回、開花してちょうど2日目あたりの花があったので人工受精してみることに。
人工受精といっても作業自体は簡単です。柔らかな筆や耳かきのふわふわ部分を使い、花を優しく撫でるだけ。
このようにすることで、花粉が雌しべにつくのを促すそうです。
雌しべに花粉がまんべんなく付着すると、きれいな形の実がつくそうですよ。開花直後だと花粉がまだ出ていないそう。
開花して2日目~4日目あたりにこの作業をしてやるといいようです。
あとは、ランナーが出てきたらハサミでカットすることも必要となります。理由は、ランナーに栄養を持っていかれて実が育ちにくくなる恐れがあるから。
ただ、秋以降は次の子苗を育てるためにもランナーを切らずに生長させます。
ちなみに、いちごに人工受精が必要な理由は?
いちごの種子は花粉によって受精され形成されます。そのため、イチゴ畑ではセイヨウミツバチが訪花昆虫として働いているのですね。
しかし、自然環境下では花粉の受精が確実に行われず、種子の生産(=いちごの結実)が難しいことがあります。
人工受精を行うことで種子の生産を確保(=結実)しやすくするのです。
もちろん、風によって花粉が雌しべに付着し結実することもありますが、より確実に、まんべんなく受粉させることで綺麗な形の実に育ちます。
赤く色づいてきたいちごの実【2023/4/26】
さて、白いお花の方は実が少しずつ赤く色づいてきました。形も良い感じ。花も次から次へと咲いています。
とはいえ、先週までは暖かかった気候も今秋は10度を下回る日も多く。土が乾きにくい日が続いています。
ピンクの花のイチゴは生育がいまいち良くありません
そして、ピンクの花の方のいちごは、イマイチ元気がありません。
実は付いていますが、形がいびつです。受粉がうまくいかなかったのかな?こちらは土が乾くのも遅く感じます。
葉っぱも小さく、花付きもあまりよくありません。ちょっと心配です。
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今回はここまで☆次回もお楽しみに!
ベランダでコンパクトな鉢植えを使っていちごを育てる方法
いちごをベランダで鉢植えで育てる方法を分かりやすく解説します!限られたスペースでもいちごを栽培することは可能です。
準備するもの
- いちごの苗(地域によっても異なるが3月~4月頃に出回る)
- プランターや鉢(1株につき直径・深さともに約20cmあるもの。1株につき土約3Lが目安)
- 野菜用培養土(またはイチゴ栽培用の土)
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狭いベランダでもハンギングポット(吊るしたり引っ掛けるタイプ)なら、場所をとらずに空間を利用していちごが栽培できるね。
いちごの苗を植え付ける【手順】
- あらかじめ、準備した鉢に土を半分ほど入れておく
- ビニールポットから苗を取り出し鉢に植える。苗の根を傷つけないように。その際、根元部分のクラウンが埋まらないように注意
- 鉢から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり。いちごは水を好むが、過剰な水やりは根を傷つけることも。土の表面が乾いていたら水遣りのサイン
- いちごは日光が必要。日当たりの良い場所に置く
ベランダでいちごを育ててみると、毎日の生長具合を観察するのも楽しみになりますよ。また、完熟したいちごは傷みやすく、市場に出回ることがほぼありません。
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ベランダ栽培なら、完熟した絶品のいちごをその場で味わえちゃう。完熟いちごは格別!!