SFチックな樹形がユニークな多肉植物「ゴーラム」。
初心者でも簡単に育てられるゴーラムですが、水やりの頻度が高すぎるとあっという間に腐って枯れてしまいます。
そこで今回は、ゴーラムの水やり頻度について初心者向けに分かりやすく解説していきます。
ゴーラムの水やり頻度はどれくらい?判断の基準は土の乾き具合と時期
ゴーラムの水やりは、「〇日に1回」などと決めておこなうのは厳禁です。
土の乾き具合は気温や湿度、日照条件や風通し、使用している土や鉢の種類などによって異なります。
基本は土が完全に乾いてからたっぷりと
ゴーラムの水やりは土がしっかり乾いてからたっぷりと与えるのが基本です。
逆に、水を与えすぎると根が腐って株自体がダメになってしまいます。
ゴーラムは葉や茎に沢山の水分を蓄えているため乾燥には非常に強く、葉にシワが寄っても心配する必要はほとんどありません。
ただし、時期によっては断水気味に管理する必要もある
ただし、生育が緩慢になる梅雨~夏・冬は土を乾かし気味に管理する必要があります。
ゴーラムは春と秋に生育が盛んになり、極端な暑さや寒さに晒される夏・冬は生育が鈍ります。
そのため、梅雨~夏・冬は、土が乾いてさらに3日ほど経ってから水やりすることで、根腐れを防ぐことができます。
土の乾き具合が分からないなら水やりチェッカーを使ってみる
土の乾き具合がイマイチ分からないという場合、水やりチェッカーがあると便利です。
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれます。
- 春・秋…チェッカーが白になったタイミングでたっぷりと水やり
- 梅雨~夏・冬…チェッカーが白になってさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える
ゴーラムの水やり頻度【春・秋】
土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与える
ゴーラムの生育が盛んになる春と秋は、土が乾いたタイミングで鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと水やりします。
土の乾き具合が分からない場合は、鉢を持ち上げたり、土に指を2~3cm挿してみたり、水やりチェッカーを使ったりして確認します。
気温が許す限りは屋外で管理することで徒長を防ぐ
春と秋は生育が盛んな分、日光が足りないと徒長も起こしやすい時期です。
気温が許す限りは屋外で管理することで、ギュッと締まったカッコいい樹形に育ちます。
ゴーラムの水やり頻度【梅雨~夏・冬】
▲寒さで凍結し、細胞が壊れてぶよぶよに傷んだゴーラム
梅雨~夏・冬は、極端な暑さや湿度、寒さなどによって、ゴーラムの生育が緩慢になる時期です。
根が水分を吸い上げる力も弱まるため、春・秋と同じ頻度で水やりしていると高確率で根が腐ります。
土が乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える
梅雨~夏・冬は、土が中心部まで乾いてさらに2日~3日ほど経ってから水を与えます。
水の量は、土の約1/3が湿るくらいの量で十分です。
土が長く湿り続けると、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしやすくなります。
土が湿った状態で極端な高温や低温に晒すと根が傷みやすいため注意
土が湿った状態で極端な暑さや寒さに晒すと、根が傷みやすいため危険です。
水やり後の鉢を熱くなったアスファルトの上に直置きしたり、5度以下の寒さに当てたりすることは避けてください。
水分は気温の影響を受けやすいため、この時期の水やり後の管理には特に注意します。
屋外管理の場合、5度以下なら断水し凍結を防ぐ
屋外で冬越しさせる場合、5度以下なら断水して凍結を防ぎます。
土が濡れた状態で寒さに当たると根が大きなダメージを受けてしまうためです。
ゴーラムは0度程度までなら耐えられることも多いですが、株が小さかったり、植え替えから1ヵ月も経っていない場合は、5度以下なら室内へ移動するのが安心です。
ゴーラムの水やり頻度はどれくらい?判断の基準は土の乾き具合と時期【まとめ】
- 春・秋…土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり
- 梅雨~夏・冬…土が乾いてからさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える程度でok
- 土が湿った状態で極端な暑さや寒さに当てると根が傷みやすいため注意する
- 土の乾き具合が分からない場合は水やりチェッカーを使うと失敗を防げる