ゴーラムの葉がしわしわになってお困りの方。
もし、水やりして5日以上経っても復活の兆しが見えない場合は根がダメージを受けている可能性が高いです。
今回はゴーラムの葉がしわしわになる原因と、水やりしても葉にハリが戻らない時の対処法を紹介します。
ゴーラムがしわしわになる原因は?水を与えても復活しない場合は根に問題アリ
水を与えて5日以上経っても葉がしわしわのまま…。
このような場合、根が水分を吸えなくなっている状態と考えられます。
根がダメージを受けている可能性
水やり後、5日以上経っても葉のしわしわが改善されない場合、根がダメージを受けて水を吸えなくなっている可能性が高いです。
そのまま水やりを繰り返していると、さらに根を傷ませてしまいます。
根は水のやりすぎ、蒸れ、寒さなどで傷む
根が傷む原因には、極端な寒さや暑さ、水のやりすぎや土の劣化、根詰まりなどがあります。
また、多肉植物は耐陰性がほとんどないため、光線不足や風通しの悪さなどが続くと根腐れを起こしやすくなります。
根腐れでしわしわなゴーラムを復活させる方法
単純に乾燥が原因であれば、水を与えて3日もすれば葉にハリが戻るはずです。
ただ、根のダメージが原因の場合は以下のような対処が必要になります。
水やりは一旦、ストップ
根腐れが疑われる場合、水やりは一旦控えて土が完全に乾くまで放置します。
根腐れしている場合、そのまま水やりを続けていると地上部まで腐敗が拡がってしまう恐れがあります。
土が完全に乾いてから鉢から取り出す
土が完全に乾いたら鉢から株を取り出し、根の状態を確認しましょう。
冬の場合はできるだけ暖かい場所で作業します。
腐った根や古い土を取り除く
黒くボロボロになった根があれば取り除いておきます。白く弾力のある根は健康な根っこです。
腐敗した部分が残っていると、再び腐敗が拡がってしまう恐れがあるため、きっちり取り除いてください。
2日~3日ほど乾燥させる
そのまま2~3日ほど、根を乾燥させます。
切り口から雑菌が入り込むのを防ぐため、断面を乾燥させてかさぶたを作ります。
肥料分を含まない清潔な土に植える
水はけの良い清潔な土を用意します。肥料分を含まないものにしてください。
根が少なくなった場合はこれまでよりも小さめの鉢を使います。
土が多すぎると根が蒸れ、発根する前に腐ってしまう恐れがあるため、特に根が少ない場合は小さめの鉢を使う方が安心です。
明るく風通しの良い場所で発根を待つ
植え付け後はたっぷり水を与え、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で休ませます。
その後は土が乾いたタイミングでの水やりを繰り返します。うまくいけば14日~1ヵ月ほどで新しい根が出てくるはずです。
しわしわでも大丈夫!夏・冬のゴーラムは水の与えすぎによる根腐れに要注意
夏・冬は断水気味に管理することで根腐れを防ぐ
- 春、秋…土がしっかりかわいたらたっぷりと水を与える
- 梅雨~夏・冬…土がしっかり乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える。5度以下なら凍結を防ぐため断水
ゴーラムは春と秋に生育が盛んになる春秋型の多肉植物です。
高温多湿と極端な寒さを嫌うため、梅雨~夏・冬は生育が緩慢になります。
生育が緩慢になる梅雨~夏・冬は、根が水分を吸い上げる力も弱くなるのです。
葉にしわが寄っても慌てなくてok!
断水気味に管理する夏と冬は葉にしわが寄りやすくなり、春・秋に比べると葉の色つやも悪くなるでしょう。
ただ、夏・冬に水を与えすぎると高確率で根腐れを起こします。
ゴーラムは乾燥には非常に強いですが、水をやり過ぎによる蒸れには弱いです。
水やりチェッカーを使うと便利
土の乾き具合がイマイチ分からない…そんな時は水やりチェッカーを使うのがおすすめです。
土に挿しておくだけで最適な水やりのタイミングを色で知ることができます。
- 春・秋…チェッカーが白になったタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり
- 梅雨~夏・冬…チェッカーが白になって、さらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える
ゴーラムがしわしわになる原因は?水を与えても復活しない場合は根に問題アリ【まとめ】
- 水やりから5日以上経ってもゴーラムの葉がしわしわな場合、極端な暑さや寒さ、水のやりすぎなどによって根腐れを起こしている可能性が高い
- 根腐れが疑われる場合は一旦水やりをストップし、土が完全に乾くまで放置
- 土が乾いたら鉢から取り出し、根の状態を確認。黒く傷んだ根があれば取り除く
- 根を数日乾燥させた後、水はけの良い清潔な土に植えつけて発根を待つ