モニラリアの寿命ってどれくらい?せっかく育てるなら長く育てたい。
ぷっくりとした筒状の葉が特徴のモニラリア。新芽がうさぎの耳のような形をしていることから、鉢植えよりも種子がよく出回っています。
そんなモニラリアは高寿命。ただし、栽培環境が整っていないと一年もせずに枯れてしまうこともあります。
そこで今回は、モニラリアの寿命と長生きのコツについて紹介します。
これらからモニラリアを育てる人は最後まで読んでみてね。
モニラリアの寿命はどれくらい?
栽培環境が良ければ数十年以上と生きることもある
モニラリアをはじめ、多肉植物は成長がゆっくりで寿命は長いのが特徴です。
栽培環境が良ければ数十年は生きられるといわれます。
秋から冬、春にかけて生育が盛んになり、夏になると徐々に葉を枯らして休眠に入ります。
夏になると葉が茶色くしおれる。枯れたわけじゃないから捨てないでね。
暑さと蒸れでダメージを受けやすい
モニラリアは高温多湿を嫌うため、日本の夏はダメージを受けやすいです。
暑くなると徐々に葉が茶色く枯れ、休眠状態に入ります。
暑さが落ち着く10月頃になると、古い葉を突き破るようにして新芽を出します。
モニラリアの寿命を延ばすなら押さえておくべきポイント3つ
夏場の晴天時に水を与えない
高温状態で水を与えると、水温が上昇することで根が煮えて根がダメージを受けやすいです。
根が腐るとそのまま腐敗が拡がり、ぶよぶよと柔らかく傷んでしまいます。
夏場の水やりは日が暮れてから、土が乾いてさらに3日~4日ほど経ってからおこなうのが安心です。
雨ざらしにしない
モニラリアを屋外で育てる場合、雨が直接当たらない軒下に置きます。
土が蒸れると根を傷めやすいので、梅雨~夏は水やりを控え目にして断水気味に管理します。
完全に断水すると根を傷めるので注意です。
5度以下の寒さに当てない
屋外管理の場合、5度以下になるようなら室内へ移動します。
モニラリアは冬型種に分類されますが、決して寒さに強いというわけではありません。
生育適温は20度前後で春と秋にもっとも生育が盛んになります。
明るく風通しの良い場所に置く
気温が許す限りは屋外で育てるのが理想です。
モニラリアは観葉植物と違って耐陰性がほとんどありません。
日光と風通しが不足すると株が徐々に弱ってしまいます。
冬は5度以下、夏は35度以上なら室内で管理するのがおすすめ。室内管理の場合は明るく風通しの良い南向きの窓際においてね。
まとめ
- モニラリアは高寿命。栽培環境が合っていれば、数年~数十年生きることも多い
- モニラリアを育てる上で注意すべきが梅雨~夏にかけて。夏は枯れ葉を被ったまま休眠するため断水気味に管理する
- 高温多湿、蒸れ、5度以下の寒さ、日光不足などが続くと溶けるようにして枯れてしまう